椿(つばき)の花の夢

椿(つばき)の夢の夢占い

縁起の悪い花と思いきやそうでもない?

冬から春にかけて最盛期を迎える椿は、厳しい寒さに負けず花開くことから、高貴な精神と忍耐強さを象徴します。

暖かい季節に顔を出すことが多い花の中でも、「停止」「試練」を意味する冬に花を咲かせる珍しい椿は、まさに逆行に耐える前向きな心を表しています。これは椿に限らず、冬に活動が活発になる植物や動物には共通して見られる特徴ですが、白い雪と鮮やかな赤い花のコントラストは、自分自身の存在を強く主張するたくましさの投影とも言えます。

一見とても幸運な夢のようにも感じますが、花に詳しい方はご存知の通り、椿は最盛期を終えると花ごと落ちることから、縁起の悪い花とされています。この伝承は現在でも受け継がれており、落馬を連想させることから馬の名前に椿の名をつけることはないと云われています。
もちろん夢占いでも、高貴な心を奈落の底へと突き落とすようなアクシデントを暗示する例も存在します。椿の夢は吉凶分かれる例が非常に多いため、通常よりも夢の状況を詳細に思い出す必要があるでしょう。

それでは今回も、良い夢・悪い夢の双方の代表的なパターンを見ていきましょう!

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椿の夢が意味する良い例

●美しい椿の花が咲く夢

不屈の精神と高貴な愛情の発露を意味します。

特に雪がちらつく冬の季節に花を咲かせる光景は、厳しい環境にも動じない忍耐強さいの意味合いが強まります。主に愛情を表す花の夢ですが、椿の場合は愛する人物へ捧げる強い意志の表れとも言えるでしょう。恋の悩みを抱えているなら、もうじき次のステージへと進む転換期を迎えることになりそうです。

ただし冒頭でも触れたように、古来より椿の花は花ごと落ちることから凶事を表す傾向があります。例え愛する心は高貴であっても、決して幸せな結末にはならない恋模様を投影している場合もあります。心当たりがある方はくれぐれもご注意を。

関連する雪の夢占いのページもご覧ください。

●椿の花を摘む夢

降りかかるアクシデントを未然に防ぐことを暗示しています。

花を摘む様子は、その花が象徴する力を横取りされることを指しますが、吉凶混合である椿の場合は、夢のシチュエーションで解釈が大きく異なります。

例えば、今にも落ちそう、または枯れそうな椿の花を自ら摘み取る夢なら、起こりえる問題をどうにか振り払うことに成功するでしょう。
ただし、美しく咲いた椿を誰かに奪われる夢の場合は、自尊心を傷つけられることを意味します。自宅の庭に咲いた椿を奪われる夢なら、家族や家柄について侮辱とも言える言葉を投げかけられるかもしれません。

●椿の花を育てる夢

自分自身をもっと好きになる有意義な時間を過ごすことになるかもしれません。

優美さ・高貴さの象徴である椿の花は、少なからずあなた自身の誇りに関わる変化を表しています。もちろん入念な手入れで美しい花を咲かせる夢であれば、強固な自尊心の確立を暗示しています。
また手塩にかけた椿の花を、誰かが誉めてくれる夢なら、あなたの高貴な精神に触れた人物が大いに関心を寄せることを意味します。

ただし、他の項目と同じように花が落ちる光景まで目にする夢であれば、決して幸せとは言えない結末を辿ることを匂わせているのでご注意を!

●椿の花を捨てる夢

根深い拘りを振り払うことが、あなたを大きく成長させることを意味します。

何かを捨てる夢は、現実の行動と同じように必要・不必要な物の取捨選択をすることを意味します。
解釈のポイントとなるのが、捨てた際に感じた印象です。椿を捨てて気分が晴れやかになる夢なら、これまでの自分自身のあり方についての拘りを捨てて、新しい自分に生まれ変わることを表しています。他の項目と同じく、花は愛情の意味合いも強いため、腐れ縁だった恋愛関係に終止符を打つことを指す場合もあります。もちろん、その場合もいずれあなたの成長の糧となることは間違いないでしょう。

ただし、逆に捨てたことをひどく後悔する夢だった場合は、決断による変化を強く恐れる心を投影しています。

夢占いで取り上げる花の夢の解釈は、花言葉がそのまま引き継がれる例がとても多く、椿も本来の花言葉である「誇り」から連想される意味を考慮しています。

この「誇り」は、一般的に椿の花として連想される真っ赤な色の場合に限り、異なる色の場合は、それぞれ固有の花言葉と併せて解釈します。

例えば白色の椿は、「魅力」「純心」です。白色の花は特に「純心」が強調されるケースが多く見られますが、誇りの象徴である椿の場合は、純粋に自分自身の内面を見つめ直し、改めて自分の魅力に気付くことを表しているのかもしれません。

またピンク色の椿は、「慎み」「謙虚」を意味します。どちらかと言えば自尊心の確立である「誇り」とは対照的な意味ですが、主観の「誇り」と客観の「謙虚」の二つの視点を取り入れることで、さらに一歩進んだ大人へと成長することを表していると言えるでしょう。ピンク色と言えば、どこか子供らしいイメージがありますが、椿の場合はピンク色のほうがスマートな印象がありますね。

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椿の夢が意味する悪い例

●椿の花が落ちる夢

突発的なトラブルにくれぐれもご注意を!

椿の夢は吉凶混合である理由のひとつが、この花ごと落ちる特徴にあります。考えられるトラブルは様々ですが、自尊心の欠如や、突然の別れなど、あなたの心の支えとなっていた存在を揺るがす問題の可能性が高いでしょう。

また一般的に花をもらう夢は、誰かの好意を受け取ることを意味しますが、椿の場合は上記の理由からあまり良い意味を持たないとされています。もらった花がすぐに落ちてしまう夢なら、プライドをくすぐるような言葉に要注意を!

●夏に椿の花が咲く夢

場違いな発言で、周囲から冷ややかな視線を浴びてしまうかもしれません。

季節外れの花が咲く夢は、その花の種類に関わらず凶事の前触れとされています。花の種類によっては、稀に別れや身内の不幸を暗示するケースもあります。
花ごと落ちてしまうことから縁起が悪いとされる椿の場合も、その可能性もないとは限りませんが、本来は高貴・優美といった自尊心の高まりを指すため、我の強さが災いするトラブルの可能性が濃厚です。

椿の花を見て気味が悪いと感じる夢なら特に注意しておきましょう。

●椿の花が枯れる夢

自信を失ってプライドがズタボロになってしまうかもしれません。

花は枯れる様子は、一般的に愛情の衰退を意味するため、恋人やパートナーとの別れを暗示しています。椿の場合もその限りではありませんが、本来が高貴な精神の表れであるため、その経緯が恋愛であれ仕事であれ、あなたの自信を奪う出来事となる可能性が高いでしょう。

自宅の庭に生えた椿が枯れる夢だった場合は、あなた自身も含めた家族に起こるトラブルになる場合もあります。

●椿の花を飾る夢

自分に自信を持つことは大いに結構ですが、謙虚さも忘れずに!

自宅の部屋に何かを飾る夢は、そのアイテムが象徴する力が自分の自尊心の大部分を占めることを意味します。椿は高貴・優美など、まさに自尊心そのものと言える象徴でもあるため、その意味合いがさらに強調されていると言えます。

もちろん、飾るだけならさほど問題はないものの、花を見た来客や家族が奇妙な反応を示したり、自分自身もなんだか嫌な印象を受ける夢だった場合は、その自信の高まりが悪い形で表面化することを暗示しています。花瓶から花が落ちる夢なら、さらに自信を失うアクシデントを暗示しているので要注意です。

一般的に花の夢は、恋愛願望の成就の意味合いが強いとされています。

もちろん椿の場合も同様ですが、逆行を意味する冬の季節に花を咲かせることから、波乱に満ちた愛となる可能性が濃厚です。もしも心当たりがあるなら、二人の間を隔てていた厚い氷の壁が、打ち破られる日も近いのかもしれません。

ただし、花ごと落ちることから失墜の意味もあるため、その結末が必ずしも幸せとは限らないことも心に留めておきましょう。人には言えない秘密の恋ならなおさらです!

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