水辺を覗けば、頭の中が見えてくる?
水面を自在に滑るアメンボは、頭の中に浮かぶ雑念や思案を象徴します。
これはアメンボ単体の象徴というより、思考や感情を表す「水」に関連することに由来します。水辺と地上は思考と現実の境を表す代表的な光景であり、その境界線である水面に存在するアメンボは、ちょうどその間に生じる思考の欠片、と言えるでしょう。そのためアメンボに関する夢を読み解くポイントは、アメンボの状態はもちろんですが、水辺と地上で何か変わったことがなかったかが特に重要です。
というワケで今回は良い夢・悪い夢の補足欄で、水に関する場所や状態についても詳しく触れようと思います。該当する夢の項目と併せてご覧ください。
それでは今回も、良い夢・悪い夢の代表的なパターンを見ていきましょう!
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アメンボの夢が意味する良い例
●アメンボを捕まえる夢
捕まえたアメンボが空に飛んでいく姿が見れたなら、良いアイデアが得られるかもしれません。
冒頭でも触れたように、水は感情や思考を写す代表的な象徴です。つまり水辺で何かを発見する光景は、新たな発見が起こることを暗示しています。
アメンボの場合は、特に良くも悪くもない存在ですが、自由を表す空へ飛んでいく姿は、内面に固定されたいた関心が解放されること、つまり悩み事や考え事から自由になることを意味します。
またアメンボを駆除するために捕まえる夢だった場合は、アメンボを取り除いた水辺を眺めた印象が夢を読み解くポイントになります。
水辺が綺麗になって気分がスッキリする夢なら、雑念を取り除き集中力を取り戻すことを表しますが、逆に水面の汚れが露になってしまう夢なら、さらなる別の雑念を発見することを意味します。
●アメンボから甘い匂いがする夢
恋愛面で何か良い展開が見られるかもしれません。
状況や細かい要素はともかく、何らかの香り・匂いが印象的な夢は、近い将来に起こる出来事を端的に予兆する夢とされています。例えば、不快な匂いを放つ人物が現れる夢は、その人物がいずれ対人トラブルの種となることを暗示しています。
逆に甘い匂いは、良好な関係を築くこと、または豊かな愛情を表します。アメンボと共に見知らぬ異性や、気になる人物が現れる夢だったなら、恋愛面で大きな進展が期待できそうです。
アメンボが浮いていた水辺も清潔な印象なら、きっと充実した時間を過ごせるはずですよ。
ちなみにアメンボの名前は、この甘い香りが「飴(あめ)」のようであること由来だそうです。
●アメンボが飛ぶ夢
思考がクリアになり、豊かな発想力が得られる暗示です。
前途の「アメンボを捕まえる夢」でも触れましたが、自由を象徴する空に飛び立つ光景は、固まった思考から解放されることを意味します。これは鳥などの空を飛ぶ動物が漏れなく吉兆を指す由来のひとつでもありますが、アメンボの場合は思考・感情の象徴である水辺に存在することから、その意味合いがさらに強調されています。
ここ最近、答えが出せずに頭を抱えていたりはしませんか?もしも心当たりがあるなら、もうじきその悩みにサヨナラできるかもしれませんよ。
●アメンボに変身する夢
気持ちよく水面を滑る夢なら、感情を上手くコントロールできることを意味します。
動物や虫などの別の生き物に変身する夢は、その生物が象徴する力が帯びることを指します。アメンボの場合は、思考や感情のシンボルである水辺に浮かぶ生物であるため、理性を上手くコントロールすることに加え、その必要性が生じる、と言えます。
もしも激しく波打つ水面であっても、沈まずに乗り越えることが出来たなら冷静さを失わずに済みそうですが、同時に感情を揺さぶる出来事も舞い込みそうです。大きなトラブルに発展する可能性は低いかもしれませんが、取り乱さないように気持ちをクールに保っておくことを心がけておきましょう。
アメンボが浮かんでいた水辺も、その種類によって意味合いが変化します。
小さな池の場合は、あくまで個人的な範囲に留まる思考を表しますが、プールや湖などの大きなサイズの場合は、個人を超えた集団意識を指す傾向があります。アメンボ以外に印象的な生物やアイテムが浮かんでいたなら、その存在を頭の片隅に置いておきましょう。いずれクラスメイトや職場の同僚との会話の中に、それを象徴する話題が舞い込むかもしれませんよ。
また本来は淡水にしか存在しないアメンボですが、もしも大きな海に浮かんでいる光景を見たなら、個人・集団を超えたさらに大きな意識に触れる前触れになりそうです。
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アメンボの夢が意味する悪い例
●アメンボから嫌な匂いがする夢
ほんの息抜きのつもりが、余計な時間を奪われてしまうかもしれません。
小さな虫が登場する夢は、そのサイズが示す通り「取るに足らない小さな問題」であり、アメンボの場合も例外ではありません。ただし本来甘い匂いを放つアメンボから不快な匂いがする場合は、目論見とは別の問題が生じることを指します。
例えば、サクッと終わらせるつもりの雑用が楽しくて熱中してしまい、予想よりも時間がかかってしまったり、用件だけで済まそうとしていた電話が別の話題で長引いてしまったり、などが挙げられます。
もしも集中力を要する作業を控えているなら、手を抜かずに一気に片付けてしまうのが得策です。また以前から気になっている異性からのお誘いが、こちらの期待を裏切る形になりそうです。
●アメンボに刺される夢
前途の嫌な匂いがする夢と同じく、小さく見積もっていたトラブルが拡大する暗示です。
また実際に刺される点からも、実害を伴う問題になる可能性が濃厚なのは言うまでもありません。これまでの項目と同様に、水辺が自身の感情や思考そのものであること、そしてその産物から痛みを伴う弊害を受ける、の二つの点から自身が犯した勘違いがトラブルの引き金となりそうです。
ちなみに現実の世界でアメンボに刺されても大きく腫れたり、痛みが継続することはありませんが、もしも夢で刺された箇所が腫れ上がったり、血が流れた場合は、問題が長期化することを指します。
詳しくは、関連する虫刺されの夢占いもご覧ください。
●水辺がアメンボだらけの夢
雑念だらけの思考で、作業が思うように進まないかもしれません。
水辺に浮く存在は、頭に浮かんだ思考の欠片そのものです。ひとつやふたつならまだしも、水辺を埋め尽くすほどの量であれば、その存在が象徴する何かで頭が一杯になっていることを表します。
アメンボは思考を上手くコントロールしようとする心の動きを表すため、このパターンは自問自答の時間が長期化する、と読み解けます。
浮いているだけでなく、沢山のアメンボが飛び掛ってきたり、追いかけられる夢だったなら、思わぬ弊害も生じることを表すので要注意です。
●巨大なアメンボが現れる夢
何か大きな勘違いを抱くことが起こりそうです。
本来のサイズとは異なる生物が登場する夢は、その対象が示す何かを誤って捉えていることを強く訴えています。解釈は見た目の通りで、大きければ大きいほど本来とはかけ離れていることを意味します。
アメンボの場合は思考・感情と関連性が高いため、ふと浮かんだ漠然とした悩みに無意味に悲観する、などの事例になりそうです。
ちなみに本来は小さい場合は、大きい場合とは逆に決して重要ではない、と捉えていることを意味します。小さい体にも関わらず、刺された箇所に激痛が走る、などの予想外のトラブルに見舞われる夢だった場合は、抱える問題も予想以上に深刻であることを指すので要注意です。
思考・感情の投影である水辺の様子は、当然ながら内面の変化を色濃く反映します。
静か澄んだ水は安定した心の状態でることは言うまでもありませんが、激しく波打つ、水が濁る光景は、感情を揺さぶられ理性を失っていることを表します。
仮に荒々しい水辺を見たのに、まったく心当たりがないなら、今後その光景を暗示するような出来事が降りかかるかもしれないので注意しておきましょう。
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