記憶の欠片が夜空に光る
闇夜を美しく照らす蛍は、過去の出来事にスポットライトが当たることを象徴しています。
夢占いでは、他にも過去の記憶を巡る「追憶」を象徴するアイテムや動物など多数存在しますが、体の小さい蛍の場合は、関心の度合いも小さいことが多いとされています。
例えば、以前から気になっていた些細な疑問や、子供時代に好んでいた懐かしい何かを発見したり、などが挙げられます。
アクシデントが発生する夢でもない限り、例に挙げたように些細な出来事に落ち着きそうですが、蛍の光がとても怖い印象に感じたり、蛍の光に導かれた先に恐ろしい光景を目撃する、などの夢だった場合は、思い出したくはない嫌な記憶が蘇る暗示なので注意しておきましょう!
それでは今回も、吉兆を指す良い夢の例、そしてトラブルに見舞われそうな悪い夢の代表的な例を見ていきましょう!
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蛍の夢が意味する良い例
●蛍が体にとまる夢
過去に経験した何かが新しい出来事を生み出すことになりそうです。
例えば、疎遠だった友人から連絡が入ったり、時間を必要とする何かがようやく形となって実現化する、など様々なケースが考えられます。
どちらかと言えば、あなた以外の別の誰かが出来事の発端となる可能性が高いでしょう。
ただし、無数の蛍が体にまとわりつく夢の場合は、過去のトラウマに再び関心が向くことを意味するので注意しておきましょう。
●蛍を捕まえる夢
ずっと忘れていた記憶の片隅に触れる暗示です。
捕まえた蛍が手の中でも力強く光り輝く様子なら、その特定の記憶が今後の望ましい展開を開く鍵になりそうです。
逆に捕まえた蛍がすぐに光を失ってしまう夢なら、せっかくのチャンスが立ち消えてしまうことを意味するので要注意です!
●蛍の光に照らされた何かを発見する夢
もしかしたら過去の記憶に思い違いがあることを知ることになるかもしれません。
蛍が照らするものを詳しく思い出してみましょう。もしも誰かの体のとまる光景なら、その人物に関連する誤解が解かれるかもしれませんよ。
また、まるで蛍があなたを導くように何処かへ誘う光景だった場合は、過去に経験した何かが、これからの進路を変える転換期を運んでくることを意味します。
●昼間に蛍を発見する夢
明るい昼間にも関わらず、強い光を放つ夢なら、ずっと抱いていた夢が実現することになるかもしれません。
蛍の夢が「追憶」を象徴するのは、「内省」や「停止」を象徴する夜の光景に深く関連しています。
つまり、明るい昼間に蛍が登場する夢は、思案の領域に存在する何かが具体的な輪郭を帯びることを意味します。
蛍は綺麗な川しか生息できないことで知られていますが、この綺麗な水質の川も夢を読み解く重要なポイントです。
夢占いにおける川は、主に水が象徴する「流れ」に関連するコミュニケーションや移動など指しますが、もっとも色濃く反映されるのが「他者との境界線」です。
つまり、美しい川辺で蛍の光を眺める光景は、誰かと過去の話題について話す姿を投影されている、と解釈されます。
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蛍の夢が意味する悪い例
●蛍が死んでしまう夢
過去の思い出に浸り、感傷に浸る心の様子を表しています。
見方を変えれば、亡骸となった蛍は後ろ向きな心を正して前進するように!と教えてくれているのかもしれません。
気持ちを切り替えて、前向きに物事を捉えるように心掛けましょう!
●蛍に追いかけられる夢
不快な記憶と再び対峙することになるかもしれません。
過去の記憶を象徴する蛍に付きまとわれる夢は、過去に経験したトラウマが蘇る暗示です。
とは言え、蛍が象徴する追憶は些細なケースがほとんどなため、さほど心配は要らないと思いますが、念のため気持ちをしっかり引き締めておきましょう!
●巨大な蛍が現れる夢
もしかしたら、あなたの記憶に大きな思い違いがあるかもしれません。
根拠のない恐れや先入観の投影である巨大な生物の、古典的な例と言える夢です。
現実の世界で心当たりがありそうな光景に出くわしたなら、落ち着いて状況を把握しましょう。もしかしたら、誤解を抱いたきっかけが、実はとても些細なことかもしれません。
●蛍の光が消える夢
思い出に耽る時間が終わりを迎えることを指します。
もしも光が消えたことで、足元が暗く歩けなくなる光景なら、なるべく早く感傷に浸る時間から抜け出す必要があることを注意しています。
蛍が死んでしまった夢と同じく、夢の中での状況がどうあれ、気持ちを前向きに切り替えることを心掛けておきましょう。
蛍の夢でもっとも重要なのが、蛍が放つ光の強さです。
光が強ければ強いほど、鮮明で印象深い記憶を表し、弱々しい光は不快で嫌な記憶を表すことが多いとされています。
悪い夢の例で紹介した4つの項目に加えて、今にも消えそうな光を放つ蛍が、あなたの周囲を飛び回る様子を見たなら、苦い思い出が蘇るかもしれないので注意しておきましょう。
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